突然ですが、皆さんは自歯科医院のサイトをスマホ対応していますか?スマホ対応とは、サイトをスマホで見た際に見やすいように、スマホに合わせた表示を行う対策のことをいいます。
歯科医院の経営者の方は、日々新患アップや増患に関する工夫をしていると思います。
特にサイトからの増患を考えた場合に、歯科医院のサイトをスマホ対応することは必須と考えてください。スマホ対応していないとGoogleからの評価が下がり検索順位を下げてしまうことにつながるのです。
今回は、歯科医院のホームページをスマホ対応する必要性から、スマホ対応するための方法までを解説していきたいと思います。それではさっそくみていきましょう。
歯科医院のサイトはスマホ対応が必須
ひと昔前は、webサイトを閲覧するときはパソコンが主流でした。しかし、iPhoneの誕生を皮切りにスマホが爆発的に普及し、パソコンからスマホへのシフトが顕著になったのです。
実際に、2018年現在のスマホ経由でのサイトの閲覧率は約7割となっており、PC経由よりも多くなっています。歯科医院のサイトをスマホ対応することはもはや必須と考えて良いでしょう。
また、今後5Gが導入されスマホの通信速度がさらに速くなるので、ますますスマホ経由でのホームページの閲覧割合が増えると考えられています。
2018年4月よりMFIが開始
さて、Googleは2016年11月に「モバイルファーストインデックス(MFI:Mobile First Indexing)」を発表しました。MFIとは、Googleが従来各サイトの検索順位を決める際にPCサイトを評価していたのを、スマホサイトを評価するように変更するという新しい仕様のことです。
Googleで検索したときに上位表示になるための条件として、以下のような事柄がGoogleによって今現在決められています。
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- 閲覧者にとって有益な情報を一定以上の文字数で記載したページ
- 有益な情報を記載したページの量が多いサイト
- スマホ対応しているサイト
etc…
この「上位表示の条件」を満たしているサイトを、Googleは上位表示すると提示しており、今まではPCサイトを元に検索順位を決めていました。しかし、MFIが採用された後は、PCサイトではなくスマホで見た際のサイトを元に検索順位をGoogleが決めていきます。
MFIが採用されると、上記を満たしていても以下のようなサイトは検索順位を下げられる可能性があるので注意が必要です。
- スマホ対応していない
- PCサイトとスマホサイトで情報の出し分けをしている
- PCとスマホサイトでURLが別
まず、スマホ対応していないサイトは検索順位が落ちる可能性があります。2018年3月よりGoogleはMFIへの切り替えを開始しているので、上記3つのうちひとつでも歯科医院のサイトが該当する場合は、できるだけ早く対応するようにしましょう。
また、スマホ向けのページがあるものの、パソコン向けのページよりも極端にコンテンツが少ない場合なども、検索順位が下がる危険があります。必ずサイトをチェックして、迅速に対応しましょう。
歯科医院のサイトをスマホ対応する3つの方法
さて、前項のようにあなたの歯科医院のサイトがスマホ対応していない場合は、以下3つの設定方法を実施しましょう。
- レスポンシブ
- スマホサイト
- 動的配信
一番おススメなのがレスポンシブ対応
サイトをスマホ対応する方法として、最もおすすめなのがレスポンシブ対応です。これは、Googleも推奨している方法になります。レスポンシブ対応とは、PCやスマホといったデバイスのサイズに合わせてサイトが自動的にサイズを変えて表示される方法です。
あるサイトをパソコンで見た場合とスマホで見た場合に、内容は同じものの「サイドバーが下部に移動している」など、デザインが少しずつ変わっていることがあると思います。
それがレスポンシブ対応したサイトです。レスポンシブ対応なら1つのURLでサイトを運用可能です。また、レスポンシブならさまざまなデバイス環境に応じて勝手にデザインを変更してくれるので、サイトの運用自体も簡単で手間がかかりません。
動的配信によるスマホ対応
動的配信とは、URLは1つですがアクセスするデバイスごとに、異なるHTMLを配信する方法です。
動的配信によってスマホ対応すると、デバイスごとに掲載する内容を変更したり、ほかのデバイスでどのように表示されるかを気にして変更する必要がありません。ただし、動的配信の場合、各デバイスごとに管理しなければならないので手間がかかるというデメリットがあります。
スマホサイトを作成
スマホサイトを作成することによるスマホ対応は、パソコンとスマホで全く別にサイトを作る方法です。
スマホサイトとPCサイトを別々に管理することになるので、スマホでより見やすサイトにするようにこだわるなどの差別化が図れますが、2つのURL・HTMLが存在するので管理が面倒になります。
また、MFIではスマホとPCでのコンテンツの出し分けが推奨されていないので、あまりおすすめの方法ではありません。
まとめ
いかがでしたか?今回は、2018年より導入がスタートしたMFIについてご紹介しました。ホームページは、内容やデザインも大事ですが、しっかりと検索者がアクセスし閲覧されることもとても大切です。
特に歯科医院での新患獲得において、スマホ経由での患者の獲得は非常に重要です。電話タップによるカウンセリング予約率をグンと上げてくれます。せっかく良いサイトを作っても、スマホ対応していないと増患になかなか役立たないといったことも充分に起こりえます。
新患や欲しい患者層を逃さないためにも、スマホ対応が不十分な場合はしっかりと対応するようにしてくださいね。
また、歯科医院の集患力をしっかりと維持・向上するためには、集客の基本を理解しておくことが大切です。集客について詳しくはこちらの記事をご確認ください→【大定番】儲かる歯科医院に学ぶ!集客方法を徹底解剖