ホームページは、歯科医院にとってウェブ上の看板、もしくはそれ以上に重要な存在です。患者さんにとって歯科医院は、治療を受けるにあたり長期的なお付き合いとなることが多く、さらに自費治療の場合費用も大きくなることから、複数の歯科医院のホームページをチェックし、比較検討してから問い合わせる人が非常に多いです。
比較検討された際にも見劣りしない、増患に強いホームページを作り込むことが重要です。今回は、増患に強いホームページを作り込むために必須のポイントを4つ紹介します。さっそくみていきましょう。
歯科医院のホームページは「育てることが大切」
歯科医院のホームページを作る最大の目的は、自歯科医院のホームページをたくさんの人に見てもらい、自分の歯科医院に来院してもらうことです。理想は、ホームページを見てもらうだけで、「この歯科医院に行きたい」と思ってもらうことです。
ホームページを持つことはマーケティングのスタートライン
しかし、ただホームページを持っただけで満足してしまう歯科医院の方が少なくありません。ホームページを持つことは、Webマーケティングをスタートしたに過ぎないことを忘れないようにしましょう。
ホームページを増患につなげるためには「どんな内容が集客につながるか?」「どうすればより多くの見込み患者にホームページを見てもらえるか?」を段階段階で検討しながら、ページやブログ記事を増やしたり、画像や動画を変更したり追加していく必要があります。
増患力をアップするためにホームページを育てていくことが大切なのです。ホームページを育てるにあたり、必ずチェックしたい4つのポイントをみていきましょう。
歯科医院ホームページのポイント1:スマホ対応
まずポイントの1つ目は、ホームページをスマホ対応することです。スマホ対応することは、より多くの人に歯科医院のホームページをしっかり見てもらうために重要です。
読者の皆さんも経験があると思いますが、スマホ対応していないホームページをスマホで見ると以下のような見え方になります。
- 文字が小さくて読めない
- ボタンが小さくて押しにくい
- 画像の読み込みが遅い
歯科ホームページはスマホから見られている
そのため、スマホ対応していないホームページをスマホから見られた場合、ホームページから離脱してしまう可能性が高くなります。当然スマホからアクセスした人を患者につなげることが難しくなります。スマホの急速な普及により、パソコンからよりもスマホからホームページを見られる機会が多くなっています。
現に、今ではスマホの普及率は以下のように推移※しています。
- スマートフォン:2012年49.5%→2017年77.5%
上記のように、約8割ほどの人がスマホを保有しています。ホームページは、パソコンからよりもスマホから閲覧される数の方がほとんどの場合多いです。
特に、仕事や学校のレポート作りはパソコンを使うことが多いと思いますが、医院やお店を調べる際、スマホでサクサク行う人の方が多いでしょう。だからこそ、ホームページをスマホ対応することが重要なのです。
※参考:ガベージニュース
歯科医院ホームページのポイント2:SEO対策
ポイントの2つ目は、SEO対策です。SEOとは「Search Engine Optimization;検索エンジン最適化」のことをいいます。GoogleやYahoo!といった検索エンジンで、あるキーワードで検索された際にホームページをできるだけ上位に表示するための対策になります。
ホームページが見られる機会を増やそう
何やら難しそうですが、たとえば歯医者に行こうと思った場合、どのようなキーワードで歯科医院を検索しますか?
恐らく、「地名 歯医者」といったキーワードで検索するのではないでしょうか。たとえば、「三鷹 歯医者」と検索すると42万件のホームページがヒットします。しかし、その42万件すべてをチェックしようとは思いませんよね。チェックするホームページは検索ページの1ページ目の10件程度ではないでしょうか。
つまり、「三鷹 歯医者」検索結果の1ページ目に表示されないと、ホームページへアクセスしてもらえないということです。だからこそ、できるだけホームページが上位に表示されるようにSEO対策をする必要があります。SEO対策の方法のひとつとして、ホームページ内のコンテンツ(ページや文章)を増やす方法があります。
コンテンツを手軽に増やす方法としておすすめなのがブログ開設です。ポイントとしては、ブログのテーマを絞り込み、そのテーマのコンテンツを増やすことで上位表示を狙ってみましょう。
たとえば、「ホワイトニング」に関してのブログや、「インプラント」に関するブログ、ほかには「正しい歯磨き」などのブログ記事を随時更新します。その場合、「ホワイトニング 歯医者」や「インプラント 歯医者」、そして「歯磨き 方法」といったキーワードで検索されたときに上位表示されやすくなります。
このように、患者さんが知りたいと思っているニーズに対応したブログ記事を書いていくことで、ホームページが上位表示されやすくなります。
歯科医院ホームページのポイント3:医療広告ガイドライン対策
ポイントの3つ目は、医療ホームページガイドラインにホームページを準拠することです。医療ホームページガイドラインにホームページが準拠していないと、検索エンジン上に広告を出稿することができません。
ガイドラインに則らないと広告が出せません
例えばホームページ内に「お客さまの声」「診療前後写真」などの掲載があると、広告を出しても審査落ちとなってしまい、広告が出せません。SEO対策だけでは不十分な、見込み患者が調べそうなキーワードに対して広告を出すために、医療ホームページガイドラインにホームページを対応させましょう。
「お客さまの声」「診療前後写真」以外にも、「絶対に安全」「日本一○○」といった表現はは規制に準拠していません。ガイドラインをしっかり読み込むか、専門家に相談することをおすすめします。
歯科医院ホームページのポイント4:動画や画像で雰囲気を伝える
最後のポイントは、動画や画像を通して歯科医院の雰囲気をホームページから見込み患者にしっかりと伝えることです。動画や画像を載せる理由は以下の点になります。
- 実際に来院したときの歯科医院の様子や雰囲気が分かる
- 治療する衛生士や歯科医師の雰囲気が分かり安心につながる
画像・動画を通して歯科医院をイメージさせよう
見込み患者は、歯科医院の雰囲気やどんな人が自分の口の中を診るのか、といった情報をホームページ内の画像・動画からしっかりチェックしています。反対に、画像や動画が少なかったり、スタッフの顔や雰囲気が分かる情報が少ないと、問い合わせをするハードルを上げてしまうことになります。
問い合わせをするハードルを下げるためにも、できるだけ画像・動画で多くの情報を与えることが重要です。たとえば、待合室の様子や、院長のあいさつ動画などがあれば、安心感が高まります。実際に治療してくれる人の画像が載っていても同じことが言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?このように、ホームページをつくり、そして育てていくことが増患には重要です。4つのポイントのうち、不足しているものが一つでもあれば、必ず対策するようにしましょう。特にスマホ対応していないと、ホームページが上位表示されない原因にもつながるので要注意です。
ホームページを育て、増患につなげることで、結果的に広告費を抑えた効率の良い増患が実現できます。増患に強いホームページを育てるようにしましょう。
ドクター.NETでは、歯科医院を専門に集患のサポートを行っています。お気軽にご相談ください。
また、歯科医院の集患力をしっかりと維持・向上するためには、集客の基本を理解しておくことが大切です。集客について詳しくはこちらの記事をご確認ください→【大定番】儲かる歯科医院に学ぶ!集客方法を徹底解剖